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管理人のどたばたCカード講習記

ダイビング講習記

私がCカードをとったのは1988年です。
当時はダイビングが一般の人に流行り始めた頃で、なんやおもしろそうやな〜という軽い気持ちから始まりました。しかし、一人では心細いので、ダンナ様を誘ったところ(当時はまだ新婚でした〜、あ、関係ないか)海水魚を飼育する趣味をもっていたこともあり、すぐに乗り気になりました。

さっそく、ダイビング雑誌の広告欄から安い講習を探しだし、あまり情報も得られないまま、サイパンの老舗のダイビングサービスの講習を予約しました。たしか、記憶では45,000円くらいだったと思います。
当時はEメールなど無いので、東京に事務所があったので、そこに電話で予約しました。
サイパンへの旅行も兼ねての講習でした。

日程は3日間。半日学科講習をして、ビデオを見て、たしか、4ダイブの海洋実習だったと思います。
第一日目から不安になりました。なんと、そのショップは体育会系ののりだったのです。お客様で無く、半分学生クラブの下級生に教えるような厳しさ!こわ〜い女性インストラクターに初日からいやみを言われる始末。
もちろんその頃は何もわからないし、ウブ(?)だから、何も言い返せません。

学科講習のときも、マニュアル本など無く、試験も答えが間違っていても答え合わせをして、説明してくださり、それでOKでした。

そして陸上での器材の説明を受け、いよいよ実習へ!
なんと、プール講習などせず、いきなり海です。それも、ダイバーなら誰でも知っている、サイパンの超有名スポット、グロットで!
グロットは陸上にできたタイドプールに入り(それでタイドプール講習ってか!?)そこから潜行して、外洋に抜ける三つの穴をとうり外洋を泳いで、また穴を潜ってタイドプールに帰ってくるというスタイルで、ダイバーに人気のスポットです。

おまけに、そのタイドプールのエントリー地点に行くまでは、103段の険しい階段を、20キロもある器材を背負って下りていかなければならないという、地獄のスポットなのです。

駐車場からエントリー地点であるタイドプールを見下ろし、インストラクターに説明を受けたときはまだ、ふんふんなるほど、、。なんて感じで、恐怖はあまり無かったのですが、、、。
いよいよ器材を背負って階段を下ります。今は手すりなどついていますが、当時は何もありませんでした。急な勾配で怖いし、足は器材の重みでがくがく。やっとの思いで下までたどり着きましたが、(もうこの時点で講習を受けようと思った事を後悔していました)エントリー地点に行くまでの岩場は足元が悪く、波も押し寄せ、ここでも一苦労。

そして、エントリーする岩場に立ったとき、私は大変なことに気づきました。岩場から、水面までは潮が引いていたので2メートル近くありました。ジャイアントストライドで立って飛び込むので、目線から海面までは私にとっては絶望的な高さに思えました。そう、なんと私は高所恐怖症だったのです〜

めちゃめちゃ足が震えて止まりません。インストラクターが「マスクを抑えて飛び込んでね」などと説明しながら先に飛び込みます。続いてダンナ様も難なく飛び込みました。そしてふたりで水面で私を待っています。でも、なかなか飛び込めない!ああ、もうダメ〜こんなとこから飛び込めない〜怖いよ〜
いやいや頑張れ、二人とも待ってる!でも怖いよ〜! そう、私は極度の怖がりでもあったのです!

なかなか飛び込まない私、にインストラクターーが急かします。だんな様も早くこいといってます。もう、死ぬ気で!!飛び込みました!
でも、最初はマニュアルどうりマスクとレギュレターを抑えていたのですが、岩場を蹴ったとたん、きゃ〜助けて〜!の万歳ポーズになってしまい、そのまま水面へ!
おかげでマスクもとれてしまい、レギュレターも外れて、海水を飲んでげほげほあっぷあっぷのパニック状態。そんな私にインストラクターは「だからちゃんと抑えてろって言っただろ!」と冷たく言い放ちます。(鬼や〜)

水深は5メートルほどだったと思います。やっと沈んで、(沈むのさえ一苦労で、インストラクターに引きずり込まれた)陸上で説明があったように、マスクに水が入ったときに水をだすマスククリアや、エアーが切れたときにバディから空気をもらうための、バディブリージングなどを実習するはずだったのですが、もう舞い上がっているため、一つとして満足に出来ませんでした。インストラクターも、困ったことと思います。ちなみにだんな様はきちんと教えられたとおり出来ていました。

あっという間に終わり、岩場にあがりましたが、気分が悪く、精神的にも悲惨な状態でした。
しかし、103段の階段は上がらなければなりません。やっとの思いで上がりきって器材を下ろしたとたん、私は気分が悪くなり、吐いてしまいました。
これにはさすがのインストラクターもびっくりして、「大丈夫?」などと少し優しい言葉をかけてくれました。
その後、最初からいきなり海の中では、みんなうまく出来なくて当然だから、、、などと慰めてくれましたが、、。

そのとき私は思っていました。もう止めよう、私には無理だ。

しかし、ホテルに帰って落ち着き、ここで止めても講習費用は帰ってこないし、せっかくの機会だし、私一人止めるのも、だんな様に悪いしと、思い直し、講習を続けることにしました。

そして残り3ダイブ、なんとかこなしましたが、やはり、103段の階段を上がりきるごとに吐いていました。
講習内容の習得も、半分ぐらいだったのではないでしょうか。それでも認定はされ、申請して講習は終わりです。こんなんで今後潜れるのかな〜と、不安でした。

それでも、最後にファンダイビングに参加し、初めて外洋に出て、ナポレオンや海がめなどを見て、感動しました。外洋のクリアな透明感のある水の色や光のシャワー、初めて水中で見るカラフルで元気そうな魚たち。苦しかったけど、続けてよかった!なんか、海の中ってすごいな!

それからすぐにだんなさまと二人で千葉や八丈島のダイビングサービスを自分たちで探してファンダイブしました。そのころは、怖いながらも本数を増やして、スキルアップするのに必死という感じで、まさにのめりこんだ時期でした。

そして、今ではダイブ本数も増え、それなりにスキルもアップし水中写真・ビデオなどを始め、相変わらずののめりこみようです。あのとき止めないでよかったと、つくづく思います。

ですから皆さん、講習を受ける前に、よ〜くそのショップを見極めてください。
プール講習はあるのか、海洋講習は何回か。講習生を量産させ、器材を売りつけるという雰囲気は無いか。インストラクターは優しく、サービス精神旺盛か。
ライセンスをとった知り合いに聞いたり、ショップを何回も訪れて、インストラクターに納得いくまで説明を受けたり、来ているお客さんに評判を聞くのもよいでしょう。
私のようにショップを選び間違えて、怖くなって途中でドロップアウトしないために!

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