コスメルダイビング旅行記

メキシコ・コスメル

カリブ海に面したユカタン半島先端にメキシコ政府の肝いりで開発されたカンクン。コスメルはここから高速船で約一時間程離れた島です。ハイシーズンの冬にはカリブ海クルーズの大型客船や、カンクンからのツアー客で賑わいます。中心地であるサンミゲルは、レストランやバー、ダイビングサービス、お土産屋などがひしめき合って活気に満ちています。

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コスメルダイビングシーズン

６～９月が蒸し暑い雨期。１１～４月が乾期で、強い風がふくときもある。朝晩はかなり冷えるので長袖が必要。

コスメルへのアクセス

アクセスはかなり大変。私達は成田から17:05発コンチネンタル航空でヒューストンまで約12時間。エコノミーでも各シートにTVがあり、映画やゲームなどが出来るので思ったより長くは感じませんでした。

ヒューストンでは乗り継ぎだけなのになぜか入国審査をうけ、荷物をいったん受け取らなければなりません。乗り継ぎはカンクンはあっちへなどと分かりやすく書いてくれているので迷いませんでした。そこから約２時間待ちの後コンチネンタル航空でカンクンまで約2時間10分。

到着時間は現地時間で18：02もう真っ暗です。カンクンの空港から旅行会社が手配してくれた迎えの車でプラヤデルカルメンというところまで約40分かけて移動。
そこからフェリーにのって約1時間でやっとコスメルに到着です。

成田を出発してからゆうに18時間の道のりでした。フェリーをおりると旅行会社の日本人女性のガイドさんが迎えにきてくれており、タクシーでホテルに向かいます。私たちが宿泊したプラザラスグロリアスまでは、近く、タクシーで5分とかかりませんでした。

ガイドさんから説明を受け、チェックイン。現地では全てスペイン語で、英語を話せる人は限られており、ガイドさんがいなければ大変だと思います。

ホテルの部屋はソファーの置いてある場所が一段ひくくなっており感じが良く、調度品もカリブらしく、水廻りも清潔でした。

コーヒーメーカーや冷蔵庫もありましたが中には何も入っていないので、とりあえずホテルのバーでビールを頼み、乾杯しました。
日本でもおなじみのコロナビールや、ドス・エキスなどをライムをしぼってのむのがメキシコ流です。
その日はもちろん、バタンキューですぐに眠ってしまいました。

翌日はすごい風でした。天気は良いのですが、風が強く海はあれています。
昨日到着したときは暗くて分からなかったのですが、オーシャンビューで直ぐそばにカリブの青い海が迫っています。プールもかわいらしいのですが風のせいか誰もいません。

ガイドさんから連絡があり、強風のため今日はボートが出ないとのこと。初日からなんということ！残念。

聞けば、この時期はこんな風がふくことも多いとか。それなら旅行会社にいつの時期がいいか相談した時そういってよ～ベストシーズンだっていったじゃない～としばし旅行社をうらみます。

まあ、日数はあるので、とりあえず街を散策。まずは空っぽの冷蔵庫を何とかしないといけないのでホテルの直ぐ前のスーパーマーケットチェドラウエイヘ。

食料品から電化製品までおいてある、きれいなスーパーです。めずらしい野菜などもあって、コンドミニアムならかって調理出来るのにと。

買出しの後はサンミゲルの街の散策です。
ホテルはサンミゲルの中心地まで歩いて10分ほどという便利なロケーション。レストランや、お土産屋、ダイビングサービスなどで賑わっています。
カリブ海クルーズの豪華客船から観光客がたくさん降りてきていました。

翌日風が収まって、いよいよダイビングです。
朝、ホテルの桟橋に、各サービスのボートが次々にたちよりゲストをピックアップしていきます。
サービスにはよらず、そのままポイントに向かいます。帰りもそのままホテルの桟橋によっていくので毎日重い器材を部屋までもって上がるのはちょっと不便だなと感じました。

サービスはダイブハウスで、日本人の女性ガイドさんがいます。日本人は私たちだけでした。ブリーフィングは彼女がしてくれます。

カリブは環境保護に厳しく、グローブの着用、ダイビング時の着底禁止です。
ガイドさんは、フィンがサンゴにふれようものならはたきにいきますからね～と笑っていましたが、本当に水中でビデオを撮るうちのだんな様のフィンがサンゴや岩場にふれないか後ろに回ってじっと監視していました。こわ～

魚はなんといってもカリブ固有種のクイーン、フレンチ、グレーなどのエンゼルフィッシュ。もちろん、水中で見るのは初めてで（熱帯魚屋で何万もするのは見たことが）最初こそ、きゃっ見つけた！と喜んでいましたがどこにでもいるのでそのうち感激が薄れてきてしまって、、、。
どの固体も丸々と太って、健康そうでした～

地形はどのポイントもなだらかで、流れはそれなりにありました。

最後にマダラトビエイの群れねらいで違ったダイビングサービスにお世話になることに。ただし、日本人がいないので、チェックインは旅行社の女性ガイドさんがしてくださいました。
このあたり、とてもきめ細かで助かりました。

今までとちがって北側のポイントで、あたればトビエイの群れがみれるというポイントです。
流れがかなりあり、地形は単調で透明度もあまりよくありません。

1本めにトビエイ1頭、2本目に9頭の群れがみれました。でもあっというまで、透明度もあまりよくなかったのでもっとじっくり見たかった！

底のガレ場で写真は撮れず、ビデオしか撮れませんでしたが、珍しいやっこのチェルブ（CHERUBFISH)が見れました。

ダイブハウスはサｰピスのビーチ前で無制限ダイブもしています。
タンクを借りて、ガイドは無くバディとセルフダイビングをするというものです。水深は5.6ｍくらいですが、流れがきつく、逆らって進むのは大変なので、エントリーする場所を教えてもらって、流れにのって潜りました。固有種であるスポテットドラムの幼魚、桟橋のしたではフレンチやクイーンの稚魚が見れます。

コスメルのレストラン

肉料理から、海鮮料理、チーズ料理までバラエティにとんだメキシコ料理。思ったほど辛くは無く、日本人でも抵抗無く、おいしくいただけます。

カサ・デニス

サンミゲルの広場のすぐ近くのメキシカンレストラン。オープンエアにもテーブルが並んでいて、雰囲気がよく、地元の人もよく利用する、おいしいお店。値段もそう高くはありません。ライムスープのソパ・デリマがとてもおいしかった。

ラ・チョサ

メキシカンやシーフードがおいしいカジュアルなレストラン。

アフターダイブ

チチェン遺跡ツアー

カンクンからオプショナルツアーで行くチチェン遺跡ツアーは是非参加をお勧めします。マヤ文明の巨大な古代遺跡で、世界遺産にも登録されています。カンクンから一日かけた日帰りツアーが、ＵＳ90ドル程度です。かなり暑く、炎天下を歩きますが、その謎とロマンに満ちた巨大な遺跡に圧倒されます。エル・カスティージョはかなり急な勾配の階段なので上るのも降りるのもちょっと怖いです。
履きなれた靴、帽子は必携です。

カンクン

メキシコ政府の肝いりで開発されたリゾート地カンクン。細長い低地にひしめき合うホテル群はまさに圧巻。都会的なショッピングセンターも多数あり、是非一日は滞在して散策をお勧めします。

Reef Fish Identification: Florida, Caribbean, Bahamas (Reef Set)
コスメルでダイビングする時のお勧め図鑑です。
フロリダ、カリブ、バハマの魚が載ってます。

コスメルのガイドブックはこちら

コスメル写真

SPOTTED EAGLE RAY	FOREEYE BUTTERFLYFISH
フレンチの幼魚	FRENCH ANGELFISH
GRAY ANGELFISH	SPOTTED DRUM
SPLENDID TOADFISH	SPOTFIN BUTTERFLYFISH
QUEEN ANGELFISH